大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 感想
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 感想
110点(100点満点中)
いってきましたウルトラマン劇場版。
いままでウルトラマンの映画は落胆させられることが多かったが、近作はまさに
新生ウルトラマン。
ネタバレ含むので続きは下から。
まず、目を引くのがアクション。
香港映画のようなワイヤーアクションで、いままでの「巨大さ」から一転して
カンフーマスターみたいな動きになっている。
また、人間vs宇宙人では銃を使ったガン=カタまで披露しており、製作陣の
「何でも吸収して面白いウルトラマンを作る」
という並々ならぬ決意を感じる。
とにかく最初から最後までアクションに次ぐアクション。
エンターテイメントに徹して展開はやたらご都合というか王道というか
「こまけえことはいいんだよ!」
状態だが、それが返ってよかったのだと思う。
あとで知ったんだけど、声優陣に有名人起用が多い。
こういうのは大抵作品世界を崩壊させるマイナス要因にしかならないのだけれど、
ほとんどは気が付かなかった。
特に、ウルトラマンベリアルを宮迫が演じていることをエンディングのスタッフ
ロールで知り、びっくりした。こんなにうまかったんだ。
あと、ウルトラセブンの息子のゼロが刹那Fセイエイの声で、これがかなり
よかった。
気になったところといえばウルトラキングは小泉だからしょうがないとして、
ウルトラの母がやたら下手だったのが気になったな。
全体的に超がつく大満足。
特撮作品でこれだけ楽しめたのはひさしぶり。
「特典カードのために見に行く」のが当初の主目的で、見に行くのが遅かったから
カード配布終了してたんだけどそれが全然気にならないほどだった。
ブルーレイが出たら、PS3とセットで買っても良いくらい。
(これエヴァの破でも言ってた気がするが)
以下、気が付いたこと&気になったこと
●メビウスのヒビノミライくん、なんかやさぐれている?
メビウス本編ではあんなに天真爛漫な雰囲気をかもしていたのに、今作では
ホスト崩れみたいな印象を受ける。光の国でも苦労しているのか・・・。
●杉浦太陽、ウルトラマンに復帰。「ウルトラマンコスモス」に変身はしないけど
ムサシ隊員って呼ばれてた気がする。
●ほとんどモブ扱いだけど、グレートとかの海外版ウルトラマンが出てきてる
っぽい。
●ハヤタ、モロボシは最近ウルトラに出ずっぱりですな。なんか主要人物の
なかでハヤタの滑舌・演技が一番危うい気が(汗
ジャック、レオは人間体は出てこないけど声は本人。
●大怪獣バトルは1期全部見てるけどそれ以降は(やってるの知らなくて)
見てないんだけど、本編で世界の融合が起きて全ウルトラマンが同じ世界に
存在することになってるみたい。だからダイナが普通に出てきたのだな。
ディケイドに似てるけどこっちのほうがよっぽどすっきりして説得力がある。
なんであっちはあんなにしっちゃかめっちゃかで投げっぱなしの設定
なんだろうか・・・。
それに限らず、劇場版ディケイドとどうしても比べてしまうとウルトラマンに
ライダーが完全に負けてる気がしてならない。もうちっとがんばってくれ。
●ウルトラマン誕生の秘話が初めて語られる。昔は人間と同じ姿だったのだね。
(パンフで知ったがこの昔の光の国の住人が
古谷敏《初代ウルトラマンのスーツアクター》
内山まもる《ウルトラマンの漫画を多数描いてる漫画家》
だったらしい。)
で、科学の力で生み出されたプラズマスパークのエネルギーで超人の姿へと
進化したと。
うん、非常にすっきりした設定でいい。
この辺の設定追加も、いままでの「形而上的な存在」から
「よくしゃべる人物としてのウルトラマン」への
シフトチェンジを感じさせる。
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