うみねこのなく頃に散 ネタバレ感想

うみねこのなく頃に散 ネタバレ感想

※ネタバレ!!!!!



EP4のラストが気になる引きで謎がいくつか提示されており、
今回から解決編だからそれらの謎はある程度明かされるかと思ったら
そんなことはなかったぜ!!


具体的にいうと、EP4の中心的人物だった縁寿が今回は一回も出てこない。
なので、
・布団屋でみた「奇跡」とはなんだったのか?
・縁寿の時代での六軒島で起きた魔法の正体
は完全スルー。


ただ、ひぐらし
EP1→EP5で解
EP2→EP6で解
EP3→EP7で解
みたいな感じになってたので、うみねこの今作はEP1に対応してるのか?
第一夜に殺されたメンバーはEP1と全然違うけど、夏妃が生き残って
キーパーソンになっているという展開が対応してるのか。



また、今回一番の焦点になると思われた戦人の出自について。
これは、さんざんひっぱって最後のほうにようやくわかるようなわからない
ような感じで提示。
いや、ほとんど提示されているんだけど
うみねこの世界って

1.下位世界(現実世界?)の戦人
2.メタ世界(各EPを俯瞰的に見ながらベアトと戦う)の戦人
3.最上位世界(それを更に俯瞰する)戦人

と世界が重層的になっていて今回は下位戦人の出自がどうやら
金蔵がどっかから連れてきてあっという間に死んだ(ことになった)
子供らしい、というところまで明らかに
なったのだけどそうするとメタ世界と最上位世界の戦人っていったい
なんなのん?という話に。


EP4でのメタ戦人は自分が明日夢の子供でないことにショックを受けていた。
でも、下位戦人が目的(夏妃への復讐?でもそれも本当の目的の為の
ブラフっぽい)を持って六軒島にきてるのなら、当然自分の出自は
理解しているはず。
と、いうことは下位戦人とメタ戦人は全く関係ない?


あと、下位世界は「現実世界に幻想が混じっている」構成だと思ってた
んだけど、どうも「現実を元に誰かが構成した物語」なんじゃないかと
思い始めた。
EP1〜EP4の1986年の各出来事は、それぞれ違う人物がそれぞれの主観、
主張、希望、妄想で書き残したものなのではないか。


メタ、上位世界ではそれを読みながら推理合戦を行っている?







赤字と青字が出てきたから次は黄色かな、と思ってたらホントに出てきたw
しかも定義がよくわからん。
ま、そもそも赤と青だって定義がよくわからんけどな。
赤字の言う「真実」っていうのが、客観的真実とはとても思えない。
戦人は無能である
っていうのが赤で提示されているけど、これが真実といわれても・・・


たしかに戦人のせいで事件が起き、人が死ぬということも提示されてるから
それを回避できない戦人=無能ってことなのだろうが。


戦人は毎度毎度、あきれるくらい最終目標を見失っているが、これも
目標が変わる理由があるのか?
ひぐらしが「誰がどうやって事件を起こしたか」を推理するのではなく、
最終的に「どうやったら梨花ちゃまがループを脱出できるか」というのが
目的となったが、うみねこの場合戦人の最終目標がEPごとに変わってきて
いる。
で、ここでいう「戦人」が複数いるからまた変な話になってきてるんだよな。
議論や考察の根幹になる部分があやふやなまま、というか。


いままで「探偵役の戦人が見たものだけが真実で、それ以外は幻想の可能性」
ってことで推理が進められてきたけど、これも違うんじゃないの?
つか、「今回の戦人は探偵役ではない」(だから主観が当てにならない)
って明言されたけど、ひょっとして
EP1〜EP5の戦人だって探偵役ではない、むしろ「無能である」っていうことは


メタ戦人は真実から遠ざけるための魔女側の駒なんじゃないの?


あと、赤字って時間定義をほとんど提示してこない。


「六軒島には18人以上のニンゲンは存在しない」
といわれても、それが「いつからいつまでの間」なのか提示されないと意味がない。


たとえば六軒島がクローズドサークルじゃなかったとして、
18人→誰か侵入して19人→侵入した人が一人殺して18人
となったとして、赤字で提示している人数が左と右の状態だったら
確かに嘘はついてないし。



碑文について。
今回出てきた古戸ヱリカが、「ただ、そこに碑文があるだけで、古戸ヱリカには
推理が可能です」
っていってるから、「EP5までで提示されている状態で碑文は解けるように
なっている」ということか。


今回遂に戦人が碑文を解いちゃったけど、今回の戦人の主観は信用できない
んだよな。。。
今まで碑文を解いた人はみんな地下に降りてるみたいで今回もそうなんだけど、
本当に地下なんかな。。。


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